CSII

2013年09月03日

アスレチックでポンプを濡らさない裏ワザ?

さて、長い夏休みも終わり、皆様、新学期が始まっていることと思います

chiroは今年の夏も、プール、キャンプ、旅行等々、元気に楽しい毎日を過ごしていました

でも、夏休みの話題の前に、ちょっと書いておきたいことがあったので、今日はその記事です。

7月(随分、昔になってしまった~)、たまに通っている体操教室の先生が、お友達数名と一緒に、アスレチックに連れて行ってくれました。

インスリンポンプっ子にとって、アスレチックで気になる場所と言えば…。

そう、水(みず)のコースです。

池の上を、ターザンロープで飛んでいく、とか、池の中の石を飛んでいく、とか。

はたまた、ほんとのプールがあって入れるとか。

まあ、いろんなパターンがあるわけですが、そのアスレチックにあったのは、池の上を、たらいに乗ってこぎながら行くコース。

母「じゃ、そこの前に、ポンプを外していけばいいよね。」

chiro「そうだね。」

ってなわけで、大丈夫だろうなあ、って思っていました。

ちなみに、うちは、ポンプを、下のように、携帯電話のケースに、ウェストサイズに合わせたゴムを付けた物に入れて、腰に付けています。

ゴム付き


で、帰ってきた時は、やはりズボンがびしょびしょ。水に入るのは楽しいよね~。そこで、真っ先に聞いてみました。

母「ポンプ、水に入る時、外せた?」

chiro「ううん、たらいに乗る前に、リュックが近くになくて、外せなかったよ。」

母「、…えっ…!!じゃあ、ポンプ濡れちゃった?」

chiro「濡れなかったよ!」

母「えっ、どうやって入ったの??」

chiro「あのね、どうやったと思う?」
と、にこにこしながら、その必殺技を教えてくれました。

chiro「まず、こうなっているでしょ。」

BlogPaint




chiro「それを、濡れそうでやばい、と思ったから、こうしたの。」

BlogPaint


母、絶句

つまり、瞬時のうちに、腰にあったゴムを、胸まで引き上げたのです

腰までは、たらいの中で、水につかりましたが、胸までは濡れず、ポンプも無事だったということ

ちなみに、服の上から、アスレチックのゼッケンを付けるので、胸のところにポンプが来ていても、見た目全然わからなかったそうです

それにしても、子供の発想は柔軟だなあ、あっぱれ、母はすっかり脱帽したのでした。

因みに、上の2枚の絵は、子供の落書きのように見えますが、母が、パソコンでマウスを使って書きました。

手書きじゃないから、難しいのよ~、お粗末さまでした~






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2012年07月03日

iPro2(CGM)体験記

今、注目されている「メドトロニック iPro2」

これは、日本メドトロニックさんが作成し、2012年4月に、わが国で発売された、CGM(Continuous Glucose Monitoring;持続グルコース測定)を行う、持続グルコースモニター。
(正確に言うと、血液中ではなく、組織間質液中のグルコース濃度の測定です。)

これまで使用されていたCGMSの「CGMS Gold」と違い、小型化して入浴も可能となり、何といっても、外来で使用できるのです

というわけで、chiroも6月23日から3日間、「メドトロニック iPro2」を装着しました。

まず、針(金属製内筒針)は、お腹の皮膚に(皮下に入るように)、斜めから刺します。

その後、金属製の針のみ抜いて、プラスチック製の外筒針のみ、お腹に留置します。

この、「金属針のみ抜く」という動作は、ポンプのクイックセットを貼る際と同じ要領ですね。

針の根元部分にiPro2本体(写真の白い部分)を装着。

上から、大きな保護シールを貼って出来上がり。


2012iPro2切2


左わき腹付近に、装着しています。(2日目に撮影したせいか、少し血液が付着していますが、痛みは全然ないです。)
白いところが本体。ごらんのように、直径約3㎝位です。

ホタテ貝のような形ですね。左上の透明な部分の先に、プラスチック針が付いていて、皮下に入っています。

動いても何ともないようです。

さて、こう書くと、特に問題もなかったように思われるかもしれませんが…。

実は、大変でした

何といっても、針の太さ

20G(ゲージ)位の太さでした。ゲージとは、針の直径の規格ですが、20Gとは、直径0.9㎜の針。

インスリン注射針で今一番細いのが、33G位(直径0.2㎜)です。その違いをイメージしていただけるでしょうか?

もう何年も、採血などで泣くことはなかったchiroが、あまりの痛さに、大粒の涙を流していました

実は、初め右わき腹に刺したんだけど、刺した後もずっと痛がって涙をこぼしていたので、左わき腹に刺しなおしたんです。

右わき腹に刺した後は、泣きながら、「こんなの付けない~。血糖測定するほうがいい~。」と何度もつぶやいていました。

1回目はよほど痛い痛点にあたったのでしょうか
2回目刺しなおした時、初めははポロポロの涙でしたが、その後は大丈夫でした

chiroは「お母さんも刺したら、きっと涙出るよ~。」と言っていましたが、確かにそうかも

おお~、chiro、体を張ってよく頑張ったね。

3日目くらいにはシールを貼った部分がかゆくて、暑いときはちょっと大変だなあ、と思いました。

しかし、こんな小さな機器が、24時間3日間、測定してくれるのだから、驚きです。

ただ、測定結果はリアルタイムではわかりません。

以前お知らせしたように、「電波法」とやらの法律のおかげで、必要な電波が飛ばせないのだとか。

だから、3日目に外して、解析してもらうわけです。

そういうこともあって、iPro2を付けている間も、普段と同じように血糖測定をします。

chiroはそれが解せないようでした。

「なんだ~、意味ないじゃん。」

…、ごめん~、そうかもしれないけど24時間の血糖の動きが分かると、とてもいいことがあるよ~と、一応説明。

結果を今後に活かせるといいね~



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2012年06月02日

リアルタイムCGMSはまだでした

前々回、待望のリアルタイムCGMS(持続血糖モニター)が遂に登場、と記載したのですが…。

先月末、外来で先生に確認したところ…。

やはり、日本の電波法の問題は解決されておらず、リアルタイムに血糖を測りながらのCSII操作は、まだ無理とのことでした

友人たちとがっかりしてしまいました

情報が間違っていまして、誠に申し訳ありません。

ただ、日本製のCGMSが出ているのは確実でして、今、入院患者さん等には使用されています。

外来でも、どんどん使えるようになればいいなあ、と思います。

近々、chiroも使わせていただけるみたいなので、また結果が出たら、ご報告します。

ところで、先日の外来では、また新たな、CSIIデコシールをもらって、貼りかえしました

気分が変わって、またいいようです。

最近のCSIIは、本体がピンクのものが出ているので、chiroは本当はそれにしたいみたいなんですけどね。

CSII自体を交換するのは無理なので、シールで楽しんでます。

男の子用にかっこいい系のもあるのかな?

メドトロニック社さんには、どんどん頑張ってもらいたいものです







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2012年04月10日

インスリンポンプのデコシール

皆様、すっかりご無沙汰しています。

気がつけば、新学期になってしまいました

chiroは、昨年度、1年生時は、なんと皆勤!!

そして今年度も、パワー全開、元気いっぱいです

さて、前回予告しました、「chiroが注射をポンプに戻した理由」ですが…。

ちょっと、お知らせするには、時期を外したように思いますが…

ポンプに貼る、デコシールです

ポンプのボタンのところは穴がいていて、ちゃんときれいに貼れるようになっています。

デコ1


デコ2

(↑ちなみに、貼る前のシールです。必要なところは、ちゃんと穴が開いています。)

模様は、沢山あるようなので、メドトロニック社の方に、聞いてみて下さい!

chiroは、このシールで、ご機嫌でした。

やっぱ、かわいい物を身につけると、気分が違うようです。

血糖測定器も、もちろん勝手にデコっています



昨年8月~12月まで注射にしていたので、ポンプ用のシールがあるとは全く知らず、12月に知りました。

結構前から、あったみたいですね。

このシール、メドトロニックの本社(アメリカ)のホームページに、ダウンロードできるものがあるようです。

私も探してみたのですが、行きつきませんでした

ご興味のある方は、是非、トライしてみて下さい




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2011年07月24日

CSII夏のトラブル

おかげさまで、1学期も無事に終わり、夏休みに突入しております。

ここのところ、暑い夏が到来し、HbA1cが、ガンガン上昇中!

なぜなら、毎年のことですが、CSII(インスリンポンプ)が、汗ですぐに剥がれてしまうからです。

同じ日に2度、貼りかえることも…。

とにかく、一度剥がれたら、血糖測定器は、軽~く「600以上」の表示が出ます。

血糖値を正常に戻すのに、たいそう時間がかかり…。

結果、HbA1cが上がりまくり。

何とかならないものか、メドトロニックの方に以前伺った事がありましたが…。

剥がれることを感知する「センサー」を装着部に作るのは、かなり難しいと言われました。

しかあし!

これで困っている方は、他にも山ほどいるわけで。

…そんな中、7月20日の外来で、「メドトロニック社アンケート」を渡されました。

まさに、タイムリー!!

メドさんには山ほど言いたいことがあるので、ガンガン書きまくってやろうと思います。

それから、チロパパが仕入れてきた情報によると、メドトロニック本社のホームページに、ユーザーが直接書き込めるところがあるそうです!

日本メドトロニック社ホームページにも、ユーザーが書き込める欄がありますが、米国本社の方がいいとのこと。

ここにユーザーの声を寄せることで、ポンプそのものの改良が進み、結果、ユーザーもメドさんも、Happyになれるというワケ。

これまでも、そうした声がたくさん集まることで、ポンプも今のように改良されてきたそうです。

ただし、本社は米国なので、書き込みは英語です。

でもっ、明日の医療は、そう、みんなが作るのです。

よりよい医療機器の誕生のためにも、みんなで声を発していけるといいですね。



米国Medtronic←こちらのホームページです。





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