検診日
2012年01月13日
ついに日本で使えるCGMSが登場!
さて、昨年末、病院に検診に行ったところ…。
待望の日本製のCGMSがありました!
前回ブログ記事でも、ちらりとご紹介しましたが、日本の電波法に引っかかる外国製のCGMSは、国内では使用困難でした。(このため、装着したCGMSを一度外して、データ解析していました。つまり、リアルタイムでは、血糖値はわからなかったのです。)
しかし、この度、日本で独自に開発されたCGMSは、もちろん国内でも使えます!!!
それは、直径2~3センチ位、厚さ数ミリの小さな器具でした。
これをお腹のところに付けておけば、自動で血糖測定(正確には、間質液内の糖濃度測定)して、自動でCSIIに信号を送り、なんと自動でインスリンを注入してくれるという、優れもの!です。
そして、これが保健適応になるのは、今年の夏くらいかも、ということでした。
つまり、夏頃には、自分で血糖測定やインスリン注入をしなくてよくなるかも?なのです。
正直、こんなに早く、使用できるようになるとは思っていなかったので、びっくりしました。
もちろん、血糖と間質液内糖濃度との誤差や、その時の状況(運動量や、体調等)等が反映されないことはどう影響するのか等、細かいところは気になりますが、それは実際やってみないと解決できないことなので、とにかく使ってみたい、というのが今の正直な感想です。
そして、当たり前ですが日本語表示。子供でも、安心よ~。
CSIIは、英語をはじめとして確か6ヶ国語位のバージョンがあったようですが、日本語版はないもんね。
もちろんchiroは、CGMSを見て大喜び。
…実は注射にして以来、やはりコントロールが悪く、HbA1cが1~2%も上がっていました。
先生からは、ポンプを勧められ、それでも注射がいいとしぶっていたのですが…。
この話を聞いて、速効CSII(ポンプ)に戻しました。
CSIIをしていないと、CGMSは使えない、と聞いたからです。
理由はなんにせよ、ポンプに戻してくれて、よかった~です。
めちゃくちゃ血糖コントロール悪くなってましたから…。
ちなみに、CGMSがCSIIにデータを送っているイメージは、こんなものかと思われます。
http://cadth.ca/media/pdf/E0045_Type-1-Diabetes-Paradigm-Real-Time-System_cetap_e.pdf#search='CSII*CGMS
あ、もうひとつ、chiroがポンプに戻してくれた理由があります。
それは、CSIIデコシール。
次回は、その記事をアップします。
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2011年11月11日
2011.10月検診~ペン型の感想~
さて、10月末に、検診に行ってまいりました。
HbA1c 7.5%と、前回(8月)よりも少しアップ。
でも、思ったより上がらなかったです。
注射(ペン型)にしたため、ずいぶん上がるかなあと予想していたので…。
それにしても、以前に比べて、インスリンが効いている印象です。
4年前、ポンプに切り替える直前は、HbA1c 9%台だったと思います。
chiroの場合、インスリン抗体が高く、インスリンが効きにくいとも言われていました。
このまま効いてくれるといいのですが…。
しかし、ポンプの時は、HbA1c 6%台の時もあったので、まだまだ課題は多いですね。
ペン型にした感想としては、当時に比べて、効き方がマイルドな印象です。
つまり、インスリンを多めに打ちすぎても、極端に低くならず、少なめでも、「Hi 」(血糖600以上)の表示が出るほどは高くなりません。
体重も増えてきているせいか、0.5単位刻みのインスリン量でも、さほど気にならなくなりました。
なるほど、乳幼時は、0.1単位の違いが露骨に出るので、ポンプが第一選択という理由も、うなずけます。
そして、母としては、ポンプが剥がれる危惧がなくなったのは、非常にうれしいことです。
そういうわけで、ほとんど全てのことに、本人が対応できます。
それが自信にもつながっているのかな、と思います。
今日もまた、学校でも放課後も、元気いっぱいに飛び回っています。
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2011年07月24日
CSII夏のトラブル
おかげさまで、1学期も無事に終わり、夏休みに突入しております。
ここのところ、暑い夏が到来し、HbA1cが、ガンガン上昇中!
なぜなら、毎年のことですが、CSII(インスリンポンプ)が、汗ですぐに剥がれてしまうからです。
同じ日に2度、貼りかえることも…。
とにかく、一度剥がれたら、血糖測定器は、軽~く「600以上」の表示が出ます。
血糖値を正常に戻すのに、たいそう時間がかかり…。
結果、HbA1cが上がりまくり。
何とかならないものか、メドトロニックの方に以前伺った事がありましたが…。
剥がれることを感知する「センサー」を装着部に作るのは、かなり難しいと言われました。
しかあし!
これで困っている方は、他にも山ほどいるわけで。
…そんな中、7月20日の外来で、「メドトロニック社アンケート」を渡されました。
まさに、タイムリー!!
メドさんには山ほど言いたいことがあるので、ガンガン書きまくってやろうと思います。
それから、チロパパが仕入れてきた情報によると、メドトロニック本社のホームページに、ユーザーが直接書き込めるところがあるそうです!
日本メドトロニック社ホームページにも、ユーザーが書き込める欄がありますが、米国本社の方がいいとのこと。
ここにユーザーの声を寄せることで、ポンプそのものの改良が進み、結果、ユーザーもメドさんも、Happyになれるというワケ。
これまでも、そうした声がたくさん集まることで、ポンプも今のように改良されてきたそうです。
ただし、本社は米国なので、書き込みは英語です。
でもっ、明日の医療は、そう、みんなが作るのです。
よりよい医療機器の誕生のためにも、みんなで声を発していけるといいですね。
米国Medtronic←こちらのホームページです。
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2011年05月13日
血糖値安定の理由
パソコンが突然クラッシュしたりして、更新がちょっと滞っていました。
気を取り直して、今、ノートパソコンで記事を書いています。
小学校生活がスタートして、早1ケ月が過ぎました。
本人は張り切っていて、血糖値に対するインスリン量の早見表を自分で書いて、使用しています。
例えば、食前血糖値250なら、0.2単位打つとか。
お~、さすが1年生、なかなかやるじゃない、chiro。
むしろ、生活パターンが変わって、ちょっとした失敗は、母の方にあったりします~。
朝、あわてて、母がインスリンを半分しか入れずに、学校まで入れに行ったりね。ハハハ。
でも、いろいろ心配していたけど、血糖値は結構落ち着いています。
昼前は、ほとんど100以下。50~100位。
給食は、主食のみカウント(ご飯約50g)で、ボーラス約1.2~1.5単位を入れています。
帰宅後の血糖値も、大体100~200位で、なかなかいい状態です。
しかも、全体的なインスリン量が、かなり減っている様子。うれし~い!
その甲斐あって、4月30日の検診では、HbA1c 6%台ヘ嬉しい降下!
それにしても、コントロールが良くなったのはなぜでしょう?
一般に、乳幼児期よりも学童期の方が、血糖は安定するようです。
毎日通学路を歩いたり、」規則正しい生活もいいのでしょうね。
その他、個人的に思うのは、インスリン抗体の値が、かなり影響しているのではないでしょうか。
インスリン抗体が高いと、同じ量のインスリンを投与しても、有効なインスリン量が減ります。
chiroは、インスリン抗体が、Maxで57.8%ありました。
しかし、今年の2月は、25.6%。
つまり、有効なインスリン量が、約40%から75%になったということです。
この抗体が、常に低いといいんですが、厄介なことに、変化します。
また抗体値が上がってくると、当然コントロールが悪くなりそうです。
このままなるべく長~く、コントロール良好でいってくれるといいです…ね。
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2011年03月01日
’11.2月検診
HbA1cはさらに下がって、6%台へ。よかったです。
朝のボーラスをガツンと多めにいっているのと、以前からずっとやっている、食事開始からbasal insulin rateを1~2時間増やしているのがいいようです。
例えば、ご飯100gあたり、ボーラスは、朝5.0単位、昼2.4単位、夕2.8単位、と朝はかなり多め。
basal insulin rateは、朝食開始から0.6単位/時(1時間)
昼食開始から0.6単位/時(2時間)
夕食開始から0.6単位/時(2時間)
としています。
つまり、手動で、dual waveにするようなものです。
幼児は特に、食べる量が予測できないので、この方法の方が、dualよりもずっといいと思います。
そして、外来では先生が、いつものように「さかえ」(日本糖尿病協会が発行している月刊誌)をくれました。
3月号には、主治医の先生が、「入学・進学の準備をしよう!」というテーマで、記事を書かれていました。
日本糖尿病協会ホームページ
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
さて、この日は、いつも外来で会う、3歳のAちゃんへ、chiroの手作りのプレゼントを持って行きました。
お裁縫が大好きなchiroが、ミシンと手縫いで作りました。(母もちょっと手伝ったけど。)
インスリンポンプを入れるポシェットです。
Aちゃんは、いつもいろんなポシェットに入れて肩から下げているので、 プレゼントしたくなったようです。
母「自分のは作らないの?」
chiro「chiroは今の黒いのでいいの。」
へ~、そっか。
Aちゃん、とっても喜んでいたよ。よかったね。
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