2009年11月20日

学校の図書館で見つけました

お姉ちゃんは小学校で、毎週本を借りてきます。本

実は、母も時々、読ませてもらっています。にっこり

借りて来てくれる本の中で、母もひそかに楽しみにしているものがあります。





主人公の光君は、「自閉症」児。

他者とのコミュニケーションがとりにくい自閉症児の困難な育児を、丁寧に描いています。

下手な専門書を読むより、ずっと理解しやすく、そして何よりも元気が出てきます。

数年前、NTVでドラマ化されていましたが、テレビよりずっと繊細で細やかに、自閉症児の日常が淡々と描かれていると思います。(私は、テレビはほとんど見てなかったけど。)

最新刊(14刊?)では、光君は中学生。これからも楽しみです。

ちなみに、「自閉症」も、「1型糖尿病」と同じように、患者サイドから、病名変更の希望が出ている病名の一つです。



自閉症がらみでもうひとつ。
易しく読める本ではないかもしれませんが、多くの皆さんにお読み頂きたい、お勧め本です。
「自閉症裁判」洋泉社 佐藤幹夫著




2001年に起きた、浅草女子短大生殺人事件。
レッサーパンダ帽男の事件を追った同名ドキュメントの文庫化です。

殺人事件は、なぜ単なる「凶悪な通り魔」による殺人事件として処理されてしまったのか? さまざまな側面から事件を取材し、自閉症の青年が起こした凶悪犯罪の取り調べ、裁判の難しさ、そして当人が罪の重さを自覚することの重要性を訴える問題提起の書です。
4年間の詳細な取材を経て、著者のジャーナリスト魂がひしひしと伝わってきます。

ちなみに、世間では誤解があるかもしれませんが、精神障害者の犯罪率は、決して高くはありません。むしろ健常者よりも低いというデータもあるくらいです。



いろいろな病気、障害があることはわかっていても、その実際の日常というのは、当事者以外には、なかなか分かりにくいものです。
(1型糖尿病がそうであるようにね。チューリップ

それをいろんな形で、少しでも知ることで、お互いに暮らしやすくなればなあ、と思っています。

このブログもそうした意味で、少しでもどなたかのお役に立てていただければなあ、と思います。クローバー



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