2009年05月25日
ただ今、時々集中豪雨
国内でも、新型インフルエンザ感染者が出現し、日本列島全体がなんとなく気もそぞろという感じです。
情報が錯綜し、過度に騒がれているのは、マスコミも煽り過ぎという印象をぬぐえません。
遺伝子検査がすべての患者に行われているとは到底思えず、きっと実際の感染者数は、公表しているものよりずっと多いでしょうね。
でも、気温は暖かくなる一方で、インフルエンザウィルスさんたちにとっては、さすがに生きづらくなる状況です。
あまりおびえることなく、手洗い、うがい、人込みを避ける、と基本に立ち返って「予防」するしかないでしょうか。
と、前置きはさておき、
我が家では、小さな台風が、時折暴れまくっております。
先週は、嵐が、幼稚園内で突如発生しました。
21日は、午後から母が仕事の日。
いつもなら、15時のバスのお迎えは、祖母に行ってもらいます。
この日の朝、急に、chiroが「おばあちゃんのお迎えはいや。お母さんが5時半に来て。」と聞かず、夕方まで預けることにしました。
昼までは順調にいっていました。
昼食はお弁当なので、昼食後のインスリンは、ポンプに自動設定します。
その後、母は仕事へ。
今まで祖父母達には、11時30分には私の家で待機してもらうようにしていました。
しかし、最近、インスリンを自動注入するようになったので、この日は13時30分頃に来てもらう予定にしていました。
・・・
13時30分頃、仕事中、携帯の電話が鳴りました。
こ、これは、ただならぬ緊急事態発生かと、診察を中断して電話を取りました。
J先生「お仕事中すみません。ご自宅にお電話したら、どなたもいらっしゃらなくて。chi~ちゃんが、昼食後急に泣き出してしまって、よく聞くと、「おなかが痛い」って言っています。今時分に、血糖が下がることがあるのでしょうか?」
母「・・本当にすみません。ただ、昼食後なので、まず血糖は大丈夫と思います。」
では、少し待てそうなので、30分くらい様子を見てみます、と先生の方から言われました。
その後、祖母の方から園に連絡すると、chiroが迎えに来てほしいと言っているとのこと。すぐに迎えに行きました。
果たして、祖母が行ってみると、職員室内の子ども用ベッドの上で、chiroが大声で泣いていました。腹痛はもう無いようでした。
帰ろうとすると、イヤだと大泣き。
見かねた祖母が、「chi~ちゃん、お教室に戻りたいの?」と聞くと、
コクンとうなずき、泣きやみました。
結局、具合は悪くないし、自宅に帰るのが嫌で、教室に戻りたかったようです。
そして担任のE先生が、chiroを抱っこしてやさしくなだめて下さり、お迎えもおばあちゃんで15時ということに決まりました。
そんなこんなで、ようやく嵐が治まりました。
またまた、多くの先生方に多大なご迷惑をかけてしまいました。
chiroの心のもやもやは、
1)母が仕事で不在の時は、chiroへの対応を祖父母がすることになるが、それがいや。
2)インスリンポンプや注射がいや。
ということでしょうか。
1)については、お姉ちゃんにもそういう時期がありました。
保育所通いだったお姉ちゃんは、母の仕事で帰りが遅いため、週の半分以上は、祖母の迎えでした。そして、母が当直時は、必ず祖母宅へ泊りました。
母が仕事へ行く時、泣いて嫌がっても、振り切って行かなければなりませんでした。いろいろ辛い思いもさせたと思います。
一時期、激しく祖父母を嫌がったことがあります。
子供を犠牲にして、両親に迷惑をかけて、子持ちであるが故に職場でも肩身の狭い思いをし、そんなにまでして仕事を続けなければいけないのか、と何度も自問自答しました。
それについては、言いたいことは山ほどありますが、ここでは紙面が無いので、差し控えます。
chiroも、今丁度、そういった時期のようです。
こんな疾患を抱えた子供を置いて、仕事をすることには、賛否両論あると思います。
しかし、同じ境遇にある、あるお母さんがこう言っていました。
「私の人生は、この子のためにあるのかしら。私の人生ってなんなのかしら。」と。
私自身もそう自問することが…無いと言えば嘘になります。
結論からいえば、お母さん(お父さん)たちには、たとえほんの少しでも、自分の時間をしっかり持って、好きなこと、やりたいことをしてほしいです。
(私の場合は、そのために祖父母に頼り切っている状態で、全く偉そうなことは言えないのですが・・。)
この疾患は慢性疾患であり、一生懸命管理すれば、治るというものではありません。
それぞれのライフスタイルにあわせ、本人も家族も、それとうまく付き合っていってほしいです。
特に発症したばかりの方は、気が動転して、どうしていいかわからないことも多々あるでしょう。
私自身も、右往左往することはあるし、困り果てて途方に暮れることもあります。
でも、時には悲しくても辛くても、明るく、ユーモアを持って、前に進んで行きたいです。
そういうふうに、娘たちにも生きていってほしいから。
さて、2)のポンプや注射がいや、については…。
これは、もう、いつかは必ず通る道と思っていました。
大人だって、きっとはじめはだれもがそう思うでしょう。
ましてや、まだ幼い子供。理屈での理解は、まだまだ困難です。
今のところ、うちでは、どうしてもいやだいやだと泣き叫ぶ場合、ポンプも注射もしないようにしています。
「いやだね、そうだよね。」と自分も泣きながら、見守っています。
…しばらく経つと、自分から
「…ケイタイやっぱりつける。」と言ってきます。
やはり、血糖が上がってくると、体の具合が悪くなるのがわかるのでしょうか。理由はよくわかりませんが、自分からつけると言ってくれました。
時折、「ケイタイいやだな。」と言うものの、外したり付けたり、そんな風に過ごしています。
腹痛騒ぎの後、2日間幼稚園を登園拒否しました。
「ケイタイいやだ~!」
「お母さんがいい~!」
「幼稚園つまんない~!」
と言って。
今日は、元気に登園しました。
時々集中豪雨、のち晴天。
おてんとうさま、chiroの心と一緒に、明日も天気にしておくれ~
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情報が錯綜し、過度に騒がれているのは、マスコミも煽り過ぎという印象をぬぐえません。
遺伝子検査がすべての患者に行われているとは到底思えず、きっと実際の感染者数は、公表しているものよりずっと多いでしょうね。
でも、気温は暖かくなる一方で、インフルエンザウィルスさんたちにとっては、さすがに生きづらくなる状況です。
あまりおびえることなく、手洗い、うがい、人込みを避ける、と基本に立ち返って「予防」するしかないでしょうか。
と、前置きはさておき、
我が家では、小さな台風が、時折暴れまくっております。
先週は、嵐が、幼稚園内で突如発生しました。
21日は、午後から母が仕事の日。
いつもなら、15時のバスのお迎えは、祖母に行ってもらいます。
この日の朝、急に、chiroが「おばあちゃんのお迎えはいや。お母さんが5時半に来て。」と聞かず、夕方まで預けることにしました。
昼までは順調にいっていました。
昼食はお弁当なので、昼食後のインスリンは、ポンプに自動設定します。
その後、母は仕事へ。
今まで祖父母達には、11時30分には私の家で待機してもらうようにしていました。
しかし、最近、インスリンを自動注入するようになったので、この日は13時30分頃に来てもらう予定にしていました。
・・・
13時30分頃、仕事中、携帯の電話が鳴りました。
こ、これは、ただならぬ緊急事態発生かと、診察を中断して電話を取りました。
J先生「お仕事中すみません。ご自宅にお電話したら、どなたもいらっしゃらなくて。chi~ちゃんが、昼食後急に泣き出してしまって、よく聞くと、「おなかが痛い」って言っています。今時分に、血糖が下がることがあるのでしょうか?」
母「・・本当にすみません。ただ、昼食後なので、まず血糖は大丈夫と思います。」
では、少し待てそうなので、30分くらい様子を見てみます、と先生の方から言われました。
その後、祖母の方から園に連絡すると、chiroが迎えに来てほしいと言っているとのこと。すぐに迎えに行きました。
果たして、祖母が行ってみると、職員室内の子ども用ベッドの上で、chiroが大声で泣いていました。腹痛はもう無いようでした。
帰ろうとすると、イヤだと大泣き。
見かねた祖母が、「chi~ちゃん、お教室に戻りたいの?」と聞くと、
コクンとうなずき、泣きやみました。
結局、具合は悪くないし、自宅に帰るのが嫌で、教室に戻りたかったようです。
そして担任のE先生が、chiroを抱っこしてやさしくなだめて下さり、お迎えもおばあちゃんで15時ということに決まりました。
そんなこんなで、ようやく嵐が治まりました。
またまた、多くの先生方に多大なご迷惑をかけてしまいました。
chiroの心のもやもやは、
1)母が仕事で不在の時は、chiroへの対応を祖父母がすることになるが、それがいや。
2)インスリンポンプや注射がいや。
ということでしょうか。
1)については、お姉ちゃんにもそういう時期がありました。
保育所通いだったお姉ちゃんは、母の仕事で帰りが遅いため、週の半分以上は、祖母の迎えでした。そして、母が当直時は、必ず祖母宅へ泊りました。
母が仕事へ行く時、泣いて嫌がっても、振り切って行かなければなりませんでした。いろいろ辛い思いもさせたと思います。
一時期、激しく祖父母を嫌がったことがあります。
子供を犠牲にして、両親に迷惑をかけて、子持ちであるが故に職場でも肩身の狭い思いをし、そんなにまでして仕事を続けなければいけないのか、と何度も自問自答しました。
それについては、言いたいことは山ほどありますが、ここでは紙面が無いので、差し控えます。
chiroも、今丁度、そういった時期のようです。
こんな疾患を抱えた子供を置いて、仕事をすることには、賛否両論あると思います。
しかし、同じ境遇にある、あるお母さんがこう言っていました。
「私の人生は、この子のためにあるのかしら。私の人生ってなんなのかしら。」と。
私自身もそう自問することが…無いと言えば嘘になります。
結論からいえば、お母さん(お父さん)たちには、たとえほんの少しでも、自分の時間をしっかり持って、好きなこと、やりたいことをしてほしいです。
(私の場合は、そのために祖父母に頼り切っている状態で、全く偉そうなことは言えないのですが・・。)
この疾患は慢性疾患であり、一生懸命管理すれば、治るというものではありません。
それぞれのライフスタイルにあわせ、本人も家族も、それとうまく付き合っていってほしいです。
特に発症したばかりの方は、気が動転して、どうしていいかわからないことも多々あるでしょう。
私自身も、右往左往することはあるし、困り果てて途方に暮れることもあります。
でも、時には悲しくても辛くても、明るく、ユーモアを持って、前に進んで行きたいです。
そういうふうに、娘たちにも生きていってほしいから。
さて、2)のポンプや注射がいや、については…。
これは、もう、いつかは必ず通る道と思っていました。
大人だって、きっとはじめはだれもがそう思うでしょう。
ましてや、まだ幼い子供。理屈での理解は、まだまだ困難です。
今のところ、うちでは、どうしてもいやだいやだと泣き叫ぶ場合、ポンプも注射もしないようにしています。
「いやだね、そうだよね。」と自分も泣きながら、見守っています。
…しばらく経つと、自分から
「…ケイタイやっぱりつける。」と言ってきます。
やはり、血糖が上がってくると、体の具合が悪くなるのがわかるのでしょうか。理由はよくわかりませんが、自分からつけると言ってくれました。
時折、「ケイタイいやだな。」と言うものの、外したり付けたり、そんな風に過ごしています。
腹痛騒ぎの後、2日間幼稚園を登園拒否しました。
「ケイタイいやだ~!」
「お母さんがいい~!」
「幼稚園つまんない~!」
と言って。
今日は、元気に登園しました。
時々集中豪雨、のち晴天。
おてんとうさま、chiroの心と一緒に、明日も天気にしておくれ~
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コメント一覧
2. Posted by たま 2009年05月29日 10:04
こんにちは~{笑顔}。
そっか~、けんちゃんママ☆も、いろいろ大変な時、何とか工夫されているんですね。{ドキドキ小}
本当、何のかんのと言いながら、やってますね。
本人もママもえらいよねえ{ウインク}。
ここのところ、少々凹み気味なので{悲しい}、コメントいただくと、とても励みになります。ありがとう{ハート}。
そっか~、けんちゃんママ☆も、いろいろ大変な時、何とか工夫されているんですね。{ドキドキ小}
本当、何のかんのと言いながら、やってますね。
本人もママもえらいよねえ{ウインク}。
ここのところ、少々凹み気味なので{悲しい}、コメントいただくと、とても励みになります。ありがとう{ハート}。
1. Posted by けんちゃんママ☆ 2009年05月27日 23:37
こんばんは{ハート}
私もチロチャンママと同じです。その家庭にあったライフスタイルでいいと思います{笑顔}私は土日働いているので兼を実家の母親にお願いしている事が多いです。(兼の体調悪い時は慌てて代わりを探して休んだりとかドタバタですが・・・{汗})
365日、毎食、毎回のおやつの度に血糖値にボーラス・・・
本人も荒れたくなるよなぁ{困った}{汗}
だけどなんだかんだ言ってやってるからたいしたもんです{ラブ}
きっと「生きていく為に必要」って事をなんとなくかもしれないけどわかっているのかもしれないですね{笑い}
私もチロチャンママと同じです。その家庭にあったライフスタイルでいいと思います{笑顔}私は土日働いているので兼を実家の母親にお願いしている事が多いです。(兼の体調悪い時は慌てて代わりを探して休んだりとかドタバタですが・・・{汗})
365日、毎食、毎回のおやつの度に血糖値にボーラス・・・
本人も荒れたくなるよなぁ{困った}{汗}
だけどなんだかんだ言ってやってるからたいしたもんです{ラブ}
きっと「生きていく為に必要」って事をなんとなくかもしれないけどわかっているのかもしれないですね{笑い}