チロリン物語～１型糖尿病とともに～

皆様、遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

今年一年、皆様にとって良き年となりますよう、お祈り申し上げます。

さて、気づけば、１月も半ば。

実は、chiroは、昨年秋ごろから、「外来に行きたくない。」と、時々申しております。

…いつかはこんなことを言い出すだろうなあ、と思っていました。

発症9年目にして、ああ、ついに来た、という感じ。

小さい時は、本人がわけもわからないうちに、外来に連れて行っていましたが、やがて患者会や外来等で、お友達が増え、次第に外来日を、お友達と待ち合わせするようになりました。

長い外来待ち時間も、お友達がいるとずいぶん違います。

親も情報交換できるので、一石二鳥でした。

でも、親の都合やら何やらで、ここ最近、いつものお友達と待ち合わせできなくなっていたんです。

そうなると、モチベーションが激減。

外来の後、近くの本屋に行って、好きな本やシールを買う、というオプションも、効果半減。

こりゃ、まずい、と早速、患者会の先輩方にリサーチしました。

「うちは、まだそういうことはないかな。」

「うちは、しょっちゅうあるけど、有無を言わさず、連れていくわ～。」

「そんなこと、よくあるよ。でもね、病院に行かないと注射などのキットがもらえないから、自分が困ることになるよね。在庫のインスリンを見せて、あとこれだけあるから、この日は行こうか、などと言って、行かせるようにしたよ。」

etc　…

成程、そうですね。「行かなきゃ自分が困る。」という現実に直面させなきゃだめですよね。

実は、母は、「何回かは、薬だけ母が取りに行くのもありかな～。」と思っていたのですが、考えが甘いことに気づき、反省しました。

そうこうしているうちに、１２月の外来で、仲良しのお友達と偶然一緒になりました。

ここでチャンスを逃してはならじ、と、すかさず次回の外来も同じ時間で、待ち合わせ。

しばらくは、この作戦で行けそうです。

ああ、お友達ってありがたい、ママパパ先輩達にも感謝です。

本年もよろしくお願いいたします。








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