2013年02月

2013年02月06日

1型糖尿病ドクター、三木先生の本

関東地方は今日は雪

とは言っても、雨に雪が交じっている程度だったので、先月ほどの積雪にはならなかったようです。

外は寒~いです

さて今日は、昨年、患者会の大先輩が教えて下さった本をご紹介します。

自身が1型糖尿病で、医師であり、母でもある三木裕子先生の著作です。(残念ながら、絶版になっているようです。)



「愛情遮断症候群」とは、母子関係や家族関係の問題によって、子どもが十分な愛情を感じられないまま育った結果、成長や発達の遅れを生じる状態のことです。

本文1~2章の中で、先生自身のご経験の中で出会った、「愛情遮断症候群」の方々について書かれています。

しかし、この本の大きな意義は、実は後半にあると私は思っています。3~4章は、先生自身の幼少時代から、中学1年生で1型糖尿病を発症したこと、それを機に医師となり、母となったことが赤裸々に語られています。

医師として母として患者として、ご自分の失敗経験、反省すべき点等が素直に書かれていて、すがすがしく爽快にも感じられます。

同業者としては、大いに頷ける部分も多々ありました

まだ、インスリン製剤も少なく、大きなシリンジで注射していた時代のことです。日々の生活の中では、紙面には書ききれない、多くの苦労がまだまだあっただろうと思います。

先生がご他界なさったこと、本当に残念でならないです。

でも、先生が残して下さった、数々の著作やつぼみの会の活動等々は、私達に多大な影響を及ぼしてくれています。

ちなみに先生が編集されたこちらの本。



幼稚園にも小学校にも、紹介した本です。1型糖尿病を知るにあたって、コンパクトでわかりやすい物です。


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