2012年07月
2012年07月03日
iPro2(CGM)体験記
今、注目されている「メドトロニック iPro2」。
これは、日本メドトロニックさんが作成し、2012年4月に、わが国で発売された、CGM(Continuous Glucose Monitoring;持続グルコース測定)を行う、持続グルコースモニター。
(正確に言うと、血液中ではなく、組織間質液中のグルコース濃度の測定です。)
これまで使用されていたCGMSの「CGMS Gold」と違い、小型化して入浴も可能となり、何といっても、外来で使用できるのです!
というわけで、chiroも6月23日から3日間、「メドトロニック iPro2」を装着しました。
まず、針(金属製内筒針)は、お腹の皮膚に(皮下に入るように)、斜めから刺します。
その後、金属製の針のみ抜いて、プラスチック製の外筒針のみ、お腹に留置します。
この、「金属針のみ抜く」という動作は、ポンプのクイックセットを貼る際と同じ要領ですね。
針の根元部分にiPro2本体(写真の白い部分)を装着。
上から、大きな保護シールを貼って出来上がり。
左わき腹付近に、装着しています。(2日目に撮影したせいか、少し血液が付着していますが、痛みは全然ないです。)
白いところが本体。ごらんのように、直径約3㎝位です。
ホタテ貝のような形ですね。左上の透明な部分の先に、プラスチック針が付いていて、皮下に入っています。
動いても何ともないようです。
さて、こう書くと、特に問題もなかったように思われるかもしれませんが…。
実は、大変でした
何といっても、針の太さ。
20G(ゲージ)位の太さでした。ゲージとは、針の直径の規格ですが、20Gとは、直径0.9㎜の針。
インスリン注射針で今一番細いのが、33G位(直径0.2㎜)です。その違いをイメージしていただけるでしょうか?
もう何年も、採血などで泣くことはなかったchiroが、あまりの痛さに、大粒の涙を流していました。
実は、初め右わき腹に刺したんだけど、刺した後もずっと痛がって涙をこぼしていたので、左わき腹に刺しなおしたんです。
右わき腹に刺した後は、泣きながら、「こんなの付けない~。血糖測定するほうがいい~。」と何度もつぶやいていました。
1回目はよほど痛い痛点にあたったのでしょうか。
2回目刺しなおした時、初めははポロポロの涙でしたが、その後は大丈夫でした。
chiroは「お母さんも刺したら、きっと涙出るよ~。」と言っていましたが、確かにそうかも。
おお~、chiro、体を張ってよく頑張ったね。
3日目くらいにはシールを貼った部分がかゆくて、暑いときはちょっと大変だなあ、と思いました。
しかし、こんな小さな機器が、24時間3日間、測定してくれるのだから、驚きです。
ただ、測定結果はリアルタイムではわかりません。
以前お知らせしたように、「電波法」とやらの法律のおかげで、必要な電波が飛ばせないのだとか。
だから、3日目に外して、解析してもらうわけです。
そういうこともあって、iPro2を付けている間も、普段と同じように血糖測定をします。
chiroはそれが解せないようでした。
「なんだ~、意味ないじゃん。」
…、ごめん~、そうかもしれないけど24時間の血糖の動きが分かると、とてもいいことがあるよ~と、一応説明。
結果を今後に活かせるといいね~。
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これは、日本メドトロニックさんが作成し、2012年4月に、わが国で発売された、CGM(Continuous Glucose Monitoring;持続グルコース測定)を行う、持続グルコースモニター。
(正確に言うと、血液中ではなく、組織間質液中のグルコース濃度の測定です。)
これまで使用されていたCGMSの「CGMS Gold」と違い、小型化して入浴も可能となり、何といっても、外来で使用できるのです!
というわけで、chiroも6月23日から3日間、「メドトロニック iPro2」を装着しました。
まず、針(金属製内筒針)は、お腹の皮膚に(皮下に入るように)、斜めから刺します。
その後、金属製の針のみ抜いて、プラスチック製の外筒針のみ、お腹に留置します。
この、「金属針のみ抜く」という動作は、ポンプのクイックセットを貼る際と同じ要領ですね。
針の根元部分にiPro2本体(写真の白い部分)を装着。
上から、大きな保護シールを貼って出来上がり。
左わき腹付近に、装着しています。(2日目に撮影したせいか、少し血液が付着していますが、痛みは全然ないです。)
白いところが本体。ごらんのように、直径約3㎝位です。
ホタテ貝のような形ですね。左上の透明な部分の先に、プラスチック針が付いていて、皮下に入っています。
動いても何ともないようです。
さて、こう書くと、特に問題もなかったように思われるかもしれませんが…。
実は、大変でした
何といっても、針の太さ。
20G(ゲージ)位の太さでした。ゲージとは、針の直径の規格ですが、20Gとは、直径0.9㎜の針。
インスリン注射針で今一番細いのが、33G位(直径0.2㎜)です。その違いをイメージしていただけるでしょうか?
もう何年も、採血などで泣くことはなかったchiroが、あまりの痛さに、大粒の涙を流していました。
実は、初め右わき腹に刺したんだけど、刺した後もずっと痛がって涙をこぼしていたので、左わき腹に刺しなおしたんです。
右わき腹に刺した後は、泣きながら、「こんなの付けない~。血糖測定するほうがいい~。」と何度もつぶやいていました。
1回目はよほど痛い痛点にあたったのでしょうか。
2回目刺しなおした時、初めははポロポロの涙でしたが、その後は大丈夫でした。
chiroは「お母さんも刺したら、きっと涙出るよ~。」と言っていましたが、確かにそうかも。
おお~、chiro、体を張ってよく頑張ったね。
3日目くらいにはシールを貼った部分がかゆくて、暑いときはちょっと大変だなあ、と思いました。
しかし、こんな小さな機器が、24時間3日間、測定してくれるのだから、驚きです。
ただ、測定結果はリアルタイムではわかりません。
以前お知らせしたように、「電波法」とやらの法律のおかげで、必要な電波が飛ばせないのだとか。
だから、3日目に外して、解析してもらうわけです。
そういうこともあって、iPro2を付けている間も、普段と同じように血糖測定をします。
chiroはそれが解せないようでした。
「なんだ~、意味ないじゃん。」
…、ごめん~、そうかもしれないけど24時間の血糖の動きが分かると、とてもいいことがあるよ~と、一応説明。
結果を今後に活かせるといいね~。
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