2011年07月

2011年07月24日

CSII夏のトラブル

おかげさまで、1学期も無事に終わり、夏休みに突入しております。

ここのところ、暑い夏が到来し、HbA1cが、ガンガン上昇中!

なぜなら、毎年のことですが、CSII(インスリンポンプ)が、汗ですぐに剥がれてしまうからです。

同じ日に2度、貼りかえることも…。

とにかく、一度剥がれたら、血糖測定器は、軽~く「600以上」の表示が出ます。

血糖値を正常に戻すのに、たいそう時間がかかり…。

結果、HbA1cが上がりまくり。

何とかならないものか、メドトロニックの方に以前伺った事がありましたが…。

剥がれることを感知する「センサー」を装着部に作るのは、かなり難しいと言われました。

しかあし!

これで困っている方は、他にも山ほどいるわけで。

…そんな中、7月20日の外来で、「メドトロニック社アンケート」を渡されました。

まさに、タイムリー!!

メドさんには山ほど言いたいことがあるので、ガンガン書きまくってやろうと思います。

それから、チロパパが仕入れてきた情報によると、メドトロニック本社のホームページに、ユーザーが直接書き込めるところがあるそうです!

日本メドトロニック社ホームページにも、ユーザーが書き込める欄がありますが、米国本社の方がいいとのこと。

ここにユーザーの声を寄せることで、ポンプそのものの改良が進み、結果、ユーザーもメドさんも、Happyになれるというワケ。

これまでも、そうした声がたくさん集まることで、ポンプも今のように改良されてきたそうです。

ただし、本社は米国なので、書き込みは英語です。

でもっ、明日の医療は、そう、みんなが作るのです。

よりよい医療機器の誕生のためにも、みんなで声を発していけるといいですね。



米国Medtronic←こちらのホームページです。





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2011年07月01日

インスリンを微量に入れる裏ワザ?

CSIIを使っている方は、もうすでになさっていらっしゃると思うのですが…。

まだ、使い始めて間もない方々に、インスリンを微量に入れる、ちょっとした裏ワザをご紹介。

ちなみに、CSII(インスリンポンプ)で、入れるボーラスインスリンの最少量は、0.1単位。

でも、微妙に、0.05入れたいとか、0.025入れたいとか思う時ありませんか?

成人の方はわからないけど、乳幼児では、僅かな差が結構違ってきたりしますから、あると思うんです。

そんな時には、基礎インスリンレート(basal insulin rate)をいじります。

基礎インスリンレートは、0.05単位で変えられるので、これを利用します。

例えば、basalが、もともと0.1単位/時の時。

一時基礎レートを、0.15単位/時でセットすれば、当然、1時間後には0.05単位余分に入れられます。

ただ、もう少し早く入れたい時、ありますよね。

と言っても、基礎レートは30分刻みでしか変えられないので、最低30分はかかるのですがね。

先ほどの例だと、、一時基礎レートを0.2単位/時で、30分セットすると、30分(0.5時間)後に余分に入る量は、

(0.2-0.1)単位/時×0.5時間=0.05単位。

つまり、プラス0.05単位余分に入ることになります。

同じ要領で、0.15単位/時で、30分セットすると、30分(0.5時間)後に余分に入る量は、

(0.15-0.1)単位/時×0.5時間=0.025単位。

30分かけて、0.025単位余分に入れることになります。

例えば、chiroの場合。

夜中0時頃の基礎インスリンレートは、0.25単位/時。
この時の血糖値が、200前後だった場合は…。

ボーラス0.1単位入れると、朝、低血糖になります。

こんな時には、上記の要領で、一時基礎レートを、0.35単位/時で、30分にセットします。

すると、ボーラス0.05入ったと同じ事になります。
(ワンショットではなく、30分かけていますが。)

すると、朝は、ちょうどいい血糖値です。

ちょっとしたコワザ(?)、もしご興味のある方は、試してみて下さい。







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