2010年04月

2010年04月30日

’10. 4月検診日

4月28日、検診に行ってまいりました。

HbA1cは先月と同じ横ばい。

最近は、朝9時の登園時(食後1時間値)も、200台に落ち着きつつあり、高血糖も少なくなって、まずまず安定しているようです。

さて、先月話題となった、「デュアルスクエアウェーブ」について。

実はまだ、本格的にはトライしていません。

正確に言うと、1回だけやってみました。

結果は決して悪くはなかったのですが、ちょっと意図と外れると思ったからです。

結局私がやりたいのは、
1)「食事開始から約2時間、基礎インスリン量(基礎レート)を上げる。」ということです。

でも、スクウェアウェーブの概念は、
2)「あるインスリン量を、数時間かけてゆっくり(均一に)注入する」こと。

1)をするには、一時基礎レートを2時間上げる設定をすればいいのです。

2)は例えば、立食パーティー、懐石料理などで長時間にわたり食事をする時に活用できるのではないか、と思いました。

でも、…子供にはやりにくいかなあ。

食べたい時は、我慢できませんからねえ。

それに、どれだけ食べるかなんて、予測がつきませんし。

というわけで、うちは、前回同様、基礎レートを食事時間に合わせて増やす作戦を、続けています。

でも、高脂肪食摂取時は、試してみる価値があるかな、とは思っています。

そうそう、前回疑問だった「デュアルスクエアウェーブ時に、追加注入ができるか」については、可能ということがわかりました。

CSII使用中の方、いろいろトライする価値はあるかも、です。




さて、帰りの本屋さんでのchiroのお気に入り本です。









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2010年04月27日

春の遠足、一人でがんばったよ!

相変わらず、寒暖の差が激しいこの頃。

近頃の東京は雨続きでしたが、春の遠足の4月21日はばっちり晴れ ました

気温も25度を超えたようです。

場所は毎年恒例の上野動物園。

年中までは、親と一緒ですが、年長のchiroは、今年は保護者同伴なし

昼食前の血糖測定は、やっぱり行ったほうがいいかな?

などと思案していると・・・。

なんと、先生が「こちらで見ます~。」と言って下さいました!!!

血糖測定とインスリン注入はchiroができるので、血糖値を見て、先生が確認して対処してくれるというのです。

ああ~、ありがとうございます、先生!

お泊まり保育へ向けて、だんだんと本人にも自信をつけさせたいとの、ありがたいお言葉。

よかったねえ、chiro!
(本当は、母が一番うれしい? ハハハ

さて、当日の血糖値。

7:20  148 (食前)
   朝食 ご飯100g+焼じゃけ+味噌汁+牛乳
   →ラピッド(Q)3.7ボーラス。

8:05  集合場所の駅へ向って、出発~。

8:20  駅で「行ってらっしゃい」の前に、道路に路駐していたトラックの陰で、素早く測定。 血糖291.(食後約1時間値)

オッと高いよ!

いつもなら、Q0.4入れる所を、今日はきっといっぱい歩くから、と思ってQ0.3ボーラスにしました。

8:30  さようなら~、達者でなあ~

さて~、あとは野となれ山となれ。

…ん~、…まてよ。

0.3は多かったかな?

動物園って、結構広いからたくさん歩くんだよねえ。今日はとっても暑いし。

…。やっぱ安全策をとって、0.2にすればよかったかな?

あれ~??

そう思い始めると、気が気でなくなりました。

うう~・・・。

で、でも、仕方がないよね。

先生、よろしくお願いします!!

と祈りながら、BGMは、

福山雅治の「虹」

「そう、それは~、特別な~、ことなんかじゃ、ないんだ
そうそれは~難しい~、ことなんかじゃ、ないんだ~、いぇ~い

そうだよね、みんなと同じように当たり前に遠足へ行けるんだよね。

…そうこうしているうちに、時刻は12時前。

お昼ご飯だなあ、電話が来ないということは、chiro、きっとうまくやったよね。

…さて、いつもは、昼食後に、Q2.2入るようにセットしてあります。

この日は、おやつを持っていったので、そのおやつ分をどうするか…。

行く前に、chiroには
「コアラのマーチ、5個ぐらいならいいよ。お友達にもらったものは、持って帰ってこようね。」と言いました。

こう言ってはみたものの、実際、おやつをどれだけ食べるかは予想がつきません。それから、運動量も考慮して・・・。

およその勘で、Q2.5入るようにセット。いつもより、0.3増しです。

さあて、運命やいかに。


☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚


あっという間に、お迎えの15時になりました。

駅に行ってみると・・・。

chiro「遅い~!」
と元気な顔。

先生「chi~ちゃん、がんばりましたよ。元気に歩きました。昼前の血糖は70でした。症状もなかったです。帰りの電車に乗る時、「頭痛い」と言ったので、コアラのマーチを1個食べさせました。でも、乗り物酔いだったかもしれませんね。がんばったので、いっぱい褒めてあげて下さいね!」

おお~先生、素晴らしいです!

chiroはもともと乗り物が苦手で、乗る前からも「頭痛い」と言うことがあります。

お友達にもらったおやつも、食べないでちゃんと持って帰ってきていました。

コアラのマーチをいくつ食べたかはナゾだったけどね。

母「お母さんいなくても、大丈夫だったでしょう?心配だった?」

chiro「・・うん。」

母「え、なんで?」

chiro「血糖測るときにね、(センサーの先)ぎりぎりまで血が行かなくて、エラーになるかな?と思っちゃった。でも、大丈夫だった。」

そっか。本当の一人で血糖測るの、初めてだったもんね。

chiro、ほんとにほんとに、がんばったんだね!

母は感激です!

そして、16:00 血糖132

完璧!

少し焼けたのか、うっすらと頬を紅潮させているchiro。

またひとつ、大きくなったように見えました。

上野動物園4





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2010年04月21日

カーボカウントって・・・?

日によって、気温の差が激しく、東京でも季節外れの雪など降ったりしていましたが、皆様、お変わりありませんか?

さて、4月17日、患者会勉強会がありました。

テーマは主に「カーボカウント法について」。

「カーボカウント」とは、食事中の炭水化物  の量でインスリン量を調節する方法です。

欧米では、糖尿病の一般的な食事療法なので、日本でも最近、行っている方が増えていると思います。

詳細は専門書に譲るとして、簡単に言ってしまうと、

「食後に急速に血糖を上昇させるのは、炭水化物だけ。」
               ↓ よって、
「炭水化物を食べた時、超速効型インスリンをどれだけ打てばいいか」を計算する方法です。

最近では、コンビニ弁当やお菓子に、栄養成分表示が載っていますね。

その中の、炭水化物の量を見て、必要なインスリン量が計算できるという話です。

では、脂質やたんぱく質はどうなるのか?

こちらは摂取して4~5時間後に血糖値が緩やかに上がることが知られているそうです。

それに対しては「ファットプロテインカウント」というものがあり、これで計算された必要な量のインスリンを、6時間かけて注入します。

聞くと、ほお、なるほど~、なんだか賢そうな方法だわ

と思ったりします。

で、でも。

これ、実は多分、きっと皆さんいつも普通にやっていることですよ。

例えば、

・ご飯100gに対して、インスリン2.0単位打つ。

・油ものは後で血糖が上がるから、しばらく基礎インスリンを増やしておこうかな。

・野菜はほとんど血糖が上がらないから、いくら食べてもほとんどカウントしない。

等々・・・・etc・・・。ねっ

しかも、うちは同じものを食べても、食べる時間帯によって、インスリン量が違ってきます。(多分、同じような方がいらっしゃると思いますが。)

例えば、同じご飯100gでも


  
ご飯100g一杯目3.722.7
 二杯目以降2.422.2


こんな感じです。

さらに、運動量、体調の変化などで、変わることがあります。

…ってなわけで、カーボカウント法は、あくまで参考までに、実際は今現在の方法がベターかな、というのが率直な感想でした。

周りの皆さんもそう言ってましたっけ。

でも、さっきも書きましたが、弁当、おやつ等の成分表示を見て参考にするのは良いかもです。

また、人によっては、この方法でうまくいっている方もいらっしゃると思います。

先生方、とっても勉強になりました。

それから、会のお母様たちに、幼稚園時代のお泊まり会のこと等をお聞きしました。

「がんばってトライした、心配したけど結果的によかったよ~。」というお話が多数。

そう聞くと、「よかった~、うちだけじゃないんだ~。」と、ほっとします。

皆様、本当にありがとうございました!

雨上がりのさわやかな午後でした。

参考文献;









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2010年04月14日

春ですね

今、東京の桜は、葉桜になりつつあります。

今年も、家の裏の土手で、桜がたくさん咲きました!

031

041

4月3日の桜です。

桜さん、今年もありがとう!


さて、毎年恒例(?)、今年のお気に入り俳句は・・・。

「足跡のふはりと乗りて春の土」  片山由美子

春の土に、思わず触りたくなります。

 

 


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2010年04月10日

お泊まり保育へ向けて

chiroは4月から、いよいよ、年長さんになりました。

年長さんになると、行事も増えて、幼稚園から離れて活動することも多くなります。

さてどんな一年になるのやら・・。

年長さんの一大イベントといえば・・・。

そう、「お泊まり保育」

7月のとある日、年長さん全員で園から離れて、一泊二日でお泊まりしてくるという企画。

chiroの場合、インスリン操作をどうするか…。

ちなみに、患者会のお友達の話では、お母さんが、お泊まり保育に一緒について行った方、自宅待機されていた方、先生にインスリン注射を打ってもらった方(!、これはかなり昔の話で、現在は先生に頼むのは現実的に無理かも。)、様々です。

そのことについて、3月に、園の先生たちと少し相談しました。

先生達としては、「小学校入学へ向けて、自分でいろいろなことができるようにしていきたい。」とのこと。

いつものように、ありがたいお言葉・・・

そんなわけで、母がついて行くかどうかは、こちらに任せていただけるとも言っていただきました。(ええ~っ)

仮について行っても、本人にはわからないようにして、陰からそっと見守るスタンスでいるのはどうかと、提案されました。

血糖測定はchiroが自分で行い、値を見て、インスリンを何単位注入するかは、先生が確認してくれるとのこと。

う~、そこまでしていただけるのなら、母はもう何も言うことはないです。

この2年間、普段のchiroの元気な様子を、誰よりも目の当たりにしてきた先生方。

1型糖尿病でも、みんなと同じように普通に暮らせる、ということを丸ごと理解していただけたようで、本当にうれしいです。

・・とはいうものの、お泊まり保育中は、おそらくchiroは先生とマンツーマン状態になって、多大なご迷惑をかけるのでは? とお聞きしてみると、

「それは全然大丈夫ですよ~。」とさらっと言われました。

…思い起こせば、

園が入園を許可してくれた、2年と少し前。

「お母さんも一緒に過ごす3年間、と考えていただいていいですか?」と言われました。

その瞬間は、「入れてくれるなら、何でもやります~!
と思ったものです。

しかし、その時点で園も、「ほかの子供たちと同じようにchiroを預かる」という覚悟を、すでにしていたのかもしれません。

ありがたい園のご厚意です。

もしかしたら、万に一つの可能性かもしれないけど、次に入園するかも知れない1型糖尿病の子供たちのためにも。

chiro、元気で、みんなとお泊まり保育に行ってこようね。

 


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