2009年03月
2009年03月25日
同じビョウキの人?
WBC日本代表、優勝おめでとう!
いやあ、盛り上がりましたねえ。
延長10回のイチロー選手の打席、ダルビッシュ投手と同じように、
“鳥肌”立っちゃいました。ハハハ。
それはさておき、26日の対アメリカ戦で、試合中のこと。
テレビで観戦していた祖父母に、chiroが一言。
「あのね、これにね、chiroと同じビョウキの人、出ているんだよ。」と。
ん、ん~?
それって、「岩田投手」のこと?
ええー、っとそういうふうに、教えたっけ?
「ビョウキ」って言ったかなあ?
・・・・・。
あ、そういえば、お姉ちゃんに、もしかして、教えたかも。
でも、母は、「chiroと同じで、注射をしているんだよ。」と言ったような・・。
まあ、同じ意味なんだけど。
ちなみに、「ビョウキ」という言葉は、どうなのかな?
一般にはやっぱり、どうしてもマイナスのイメージがあるかな?
まちがいではないけど、もっといい言い方がないかな?
なんて、ちらりと思いました。
さて、その翌日。
お姉ちゃんが、
「岩田投手、WBCでテレビ出た?」と何気なく一言。
母「ああ、ちょっと出たみたいだよ。でも若いのに、メンバーなんだから、すごいよね。」
姉「うん、ビョウキあるのにね。」
母「・・・。ビョウキっていうか・・・。
ビョウキというより、お母さんは、あんまりそう思っていないの。
そうねえ、例えば、なんでも完璧にできる人っていないでしょ。
全てが完全にそろっている人。
人って、それぞれ、少しずつ、足りないものがあると思うんだよね。」
姉「・・・パーフェクトじゃないってこと?例えば?」
母「へえ、そんな英語知ってるの?(ちょっとビックリ)
ん~、例えば、お母さんは、目が悪いから、コンタクトレンズ使っているよ。それから、声が小さいとか、足が遅いとか。」
姉「確かに。お姉ちゃんも苦手なものあるよ。」
母「だから、chiroは、人よりインスリンが足りない、それだけって思っているの。それは、補えばいいんだよね。」
姉「ふうん。そっか・・。」
ううん、うまく伝わったかな?
岩田投手も、製薬会社の製作した「初めて1型糖尿病になった方へ」というDVDの中で、こう言っていました。
「1型糖尿病を、病気と思っていない。きちんとやるべきことをやっていれば、普通に生活できる。できない事は何もない。」と。
そう、chiroは、インスリンが人よりちょっと足りないだけ。
足りないものは補って、困った時はお互い様、助け合えればいいかな。
そんなふうに考えることにしています。
chiroに説明するには、ちょっと、まだ早すぎるけどね。
でも、お姉ちゃん、いつもchiroのこと、気遣ってくれているね。
多分、chiroが一番頼りにしているのは、きっとお姉ちゃんだよ。
ありがとう。
これからもよろしくね。
いやあ、盛り上がりましたねえ。
延長10回のイチロー選手の打席、ダルビッシュ投手と同じように、
“鳥肌”立っちゃいました。ハハハ。
それはさておき、26日の対アメリカ戦で、試合中のこと。
テレビで観戦していた祖父母に、chiroが一言。
「あのね、これにね、chiroと同じビョウキの人、出ているんだよ。」と。
ん、ん~?
それって、「岩田投手」のこと?
ええー、っとそういうふうに、教えたっけ?
「ビョウキ」って言ったかなあ?
・・・・・。
あ、そういえば、お姉ちゃんに、もしかして、教えたかも。
でも、母は、「chiroと同じで、注射をしているんだよ。」と言ったような・・。
まあ、同じ意味なんだけど。
ちなみに、「ビョウキ」という言葉は、どうなのかな?
一般にはやっぱり、どうしてもマイナスのイメージがあるかな?
まちがいではないけど、もっといい言い方がないかな?
なんて、ちらりと思いました。
さて、その翌日。
お姉ちゃんが、
「岩田投手、WBCでテレビ出た?」と何気なく一言。
母「ああ、ちょっと出たみたいだよ。でも若いのに、メンバーなんだから、すごいよね。」
姉「うん、ビョウキあるのにね。」
母「・・・。ビョウキっていうか・・・。
ビョウキというより、お母さんは、あんまりそう思っていないの。
そうねえ、例えば、なんでも完璧にできる人っていないでしょ。
全てが完全にそろっている人。
人って、それぞれ、少しずつ、足りないものがあると思うんだよね。」
姉「・・・パーフェクトじゃないってこと?例えば?」
母「へえ、そんな英語知ってるの?(ちょっとビックリ)
ん~、例えば、お母さんは、目が悪いから、コンタクトレンズ使っているよ。それから、声が小さいとか、足が遅いとか。」
姉「確かに。お姉ちゃんも苦手なものあるよ。」
母「だから、chiroは、人よりインスリンが足りない、それだけって思っているの。それは、補えばいいんだよね。」
姉「ふうん。そっか・・。」
ううん、うまく伝わったかな?
岩田投手も、製薬会社の製作した「初めて1型糖尿病になった方へ」というDVDの中で、こう言っていました。
「1型糖尿病を、病気と思っていない。きちんとやるべきことをやっていれば、普通に生活できる。できない事は何もない。」と。
そう、chiroは、インスリンが人よりちょっと足りないだけ。
足りないものは補って、困った時はお互い様、助け合えればいいかな。
そんなふうに考えることにしています。
chiroに説明するには、ちょっと、まだ早すぎるけどね。
でも、お姉ちゃん、いつもchiroのこと、気遣ってくれているね。
多分、chiroが一番頼りにしているのは、きっとお姉ちゃんだよ。
ありがとう。
これからもよろしくね。
2009年03月20日
0’9. 3月検診日&けんちゃん記事見たよ!
18日、検診に行ってきました。
診察室に入るなり、U先生が「さかえ」を広げて読み込んでいます。
あ~、けんちゃんママ☆の記事だわっと思った私は、すかさず
「けんちゃんママ☆さん、「さかえ」に載ったんですよねえ、言ってましたよ。」と声をかけました。
U先生、「うん、あれ、小さい記事って言ってたけど・・。ほら、Sさん、載ってるよ。」と、傍にいたSセンセイに一言。へへ、なんだか嬉しそう!
記事は、大きな写真入で、掲載されていました。
けんちゃんママ☆の記事、ポイントを抑えた歯切れのいい、ナイスな文章だなあ~。感激です
よかったら、「けんちゃんブログ」書きません?
このブログとリンクして、ブロ友になろう!なんて・・。
さて、検診の結果は、HbA1c7.9%と、予想通り上がりました。
やっぱり、ヒューマログは、合わないかも。
先生は、「人によって、合わない人と合う人といるみたいです。」とおっしゃっていました。
そういうわけで、このままノボラピッドに戻します。
次回は採血を、と言われました。
うむむ、HbA1c上がっちゃったから、採血の刑(?)かあ~。
まあ、しょうがないね。
chiro、また地道にがんばろうね。
診察室に入るなり、U先生が「さかえ」を広げて読み込んでいます。
あ~、けんちゃんママ☆の記事だわっと思った私は、すかさず
「けんちゃんママ☆さん、「さかえ」に載ったんですよねえ、言ってましたよ。」と声をかけました。
U先生、「うん、あれ、小さい記事って言ってたけど・・。ほら、Sさん、載ってるよ。」と、傍にいたSセンセイに一言。へへ、なんだか嬉しそう!
記事は、大きな写真入で、掲載されていました。
けんちゃんママ☆の記事、ポイントを抑えた歯切れのいい、ナイスな文章だなあ~。感激です
よかったら、「けんちゃんブログ」書きません?
このブログとリンクして、ブロ友になろう!なんて・・。
さて、検診の結果は、HbA1c7.9%と、予想通り上がりました。
やっぱり、ヒューマログは、合わないかも。
先生は、「人によって、合わない人と合う人といるみたいです。」とおっしゃっていました。
そういうわけで、このままノボラピッドに戻します。
次回は採血を、と言われました。
うむむ、HbA1c上がっちゃったから、採血の刑(?)かあ~。
まあ、しょうがないね。
chiro、また地道にがんばろうね。
2009年03月18日
糖尿病.comへリンクしました
「糖尿病.com-糖尿病の症状と治療」というサイトへ、リンクしました。
(画面右下の“リンク集”のところに記載あります。 )
このサイトでは、糖尿病で悩んでいる方のために、糖尿病の原因や症状、検査、治療方法などについて紹介しています。
糖尿病の基本的知識がいろいろ書かれていますので、ご興味のある方は、是非ごらんになってください。
サイト運営していらっしゃる木下さんのご好意により、サイトの中の「闘病記・ブログ」コーナーで、このブログを紹介していただきました。
少しづつでも、これからも、沢山の方に1型糖尿病のことを知っていただきたいと思っています。
宜しくお願いしま~す。
(画面右下の“リンク集”のところに記載あります。 )
このサイトでは、糖尿病で悩んでいる方のために、糖尿病の原因や症状、検査、治療方法などについて紹介しています。
糖尿病の基本的知識がいろいろ書かれていますので、ご興味のある方は、是非ごらんになってください。
サイト運営していらっしゃる木下さんのご好意により、サイトの中の「闘病記・ブログ」コーナーで、このブログを紹介していただきました。
少しづつでも、これからも、沢山の方に1型糖尿病のことを知っていただきたいと思っています。
宜しくお願いしま~す。
2009年03月18日
「さかえ」採用おめでとう!
最近、ぽつぽつとコメントを頂けることも増えています。
とても嬉しいです。皆さん、ありがとう。
コメンターの一人、けんちゃんママさんからの嬉しいお知らせです。
糖尿病「さかえ4月号」に11月14日の「世界糖尿デーレポート」の投稿をしたら、採用されたとのこと、おめでとうございます。
「さかえ」とは、日本糖尿病協会が出している、糖尿病患者さん向けの雑誌です。
すごい~、今から楽しみにしていますね。
そう、けんちゃん、今日が幼稚園の卒園式だそうです。
おめでとうございます。
関東地方は、今日は晴れて暖かく、卒業式日和ですね。
3年間の思いのたけをこめて、号泣(?)してきて下さいね。
このシーズン、他の皆様も、学校その他、卒業を迎える方が多いと思います。
皆様、ご卒業おめでとうございます。
とても嬉しいです。皆さん、ありがとう。
コメンターの一人、けんちゃんママさんからの嬉しいお知らせです。
糖尿病「さかえ4月号」に11月14日の「世界糖尿デーレポート」の投稿をしたら、採用されたとのこと、おめでとうございます。
「さかえ」とは、日本糖尿病協会が出している、糖尿病患者さん向けの雑誌です。
すごい~、今から楽しみにしていますね。
そう、けんちゃん、今日が幼稚園の卒園式だそうです。
おめでとうございます。
関東地方は、今日は晴れて暖かく、卒業式日和ですね。
3年間の思いのたけをこめて、号泣(?)してきて下さいね。
このシーズン、他の皆様も、学校その他、卒業を迎える方が多いと思います。
皆様、ご卒業おめでとうございます。
2009年03月13日
年少最後の懇談会で思ったこと
インスリンを、ノボラピッドから、ヒューマログに変えて、早3週間。
いまいち効きが悪いのか、血糖の方は、300台も続出です。
というわけで、3月11日夜から、ノボラピッドに戻しました。印象としては、こっちの方がいい感じです。友人で一~二人、やっぱり同じことを言っている方がいました。・・・使われている方、どうですか?
ま、今後の事は、次の外来で相談してみます。
さて、3月11日、幼稚園で懇談会が行われました。
この一年の締めくくり、お母さんたちも一人一人挨拶をしました。クラス替えになってしまうこともあり、皆一年を振り返って、気が付けばみんな涙の渦に・・。先生も涙、涙、です。
・・私は・・、こういう時、なんと言っていいか、迷います。
chiroの病気のこと、私の独断で、全て話す訳にはいかないし、でも全く触れないと、なんだか間が抜けた挨拶になってしまうのでは・・?、と思ったり。
私の周りの同じ病気の子を持つお母さんは、一切を人に言わないで過ごしている方、周りの方にopenにしている方、必要時にその都度話している方、いろいろいらっしゃいます。
どんな風に周囲に伝えていくか、それぞれの考え方、ポリシーだとは思います。最終的には、本人が決めていけばいいことなんだとは思いますが、chiroのようにまだ小さい場合は、親の判断が難しいこともあります。
挨拶で、結構個人的な病気の事や悩み事を話す方もいました。
結局私は、
“入園前に病気になって、それで入園が出来ないのではないかと思ったこともあった。でも、先生方、周りの方の多大なご協力により、楽しく幼稚園生活を送れている。”のようなことを言って、みなさんにお礼を言いました。
本当は、
「多分、お母さんたちの中で、一番私が幼稚園に来ています。この一年で皆、とても成長しました。最初は皆、自分と他人の区別が付かず、混沌としていて、それからそれから、○×△☆★!!!」なんて、思いのたけを言うこともできたんだけど、それは、chiroのプライバシーに関わることなので、やめました。
この思いを、後二年間温めつつ・・・、幼稚園通いを続けるのかしら?
うわっ、卒園の時はどうなるのかなあ・・
感無量ってかんじかな?それとも・・・?
でも、考えてみれば、chiroのポンプは、言ってみれば、眼鏡やマスクと同じ、chiroの生活必需品のひとつに過ぎないのです。
私は、chiroの生活の極一部を補助をしているだけです。
そんな簡単なことをしているだけなのに、毎日のかけがえの無い日々から、様々な感情のうねりが生まれます。
やはり人間ですからね。
でも、時は確実に流れていきます。
chiroも確実に大きくなります。いつか全てを、当たり前のように自分で出来る時が来るのでしょう。
その時が来るまで、母の様々な感情をどう扱えばいいのか、ふと考えます。
それをこうやって、書き留めておくこと。
それがやはり自分の気持ちの整理につながるのではないかと思っています。そしてそれがひょっとして、誰かのお役に立つのなら、また嬉しいです。
解剖学者の養老孟司氏が言っています。
「子育ては、農作物の“手入れ”の感覚に似ている。“手入れ”とは、もともとあったものを認めておいて、それに何か手を加えていくということ。毎日の観察が大事、しかし余計な事はしない。」と。
私も、子供たちの傍らにそっと居て、時に手を差し伸べる。そんなスタンスでいられれば、と思います。(あくまで理想、現実はそう簡単にいかないことも多いですが・・ハハハ。)
そして今日も、幼稚園通いは続きます。
晴れの日も、雨の日も、雪の日も、強風の日も・・・。
いまいち効きが悪いのか、血糖の方は、300台も続出です。
というわけで、3月11日夜から、ノボラピッドに戻しました。印象としては、こっちの方がいい感じです。友人で一~二人、やっぱり同じことを言っている方がいました。・・・使われている方、どうですか?
ま、今後の事は、次の外来で相談してみます。
さて、3月11日、幼稚園で懇談会が行われました。
この一年の締めくくり、お母さんたちも一人一人挨拶をしました。クラス替えになってしまうこともあり、皆一年を振り返って、気が付けばみんな涙の渦に・・。先生も涙、涙、です。
・・私は・・、こういう時、なんと言っていいか、迷います。
chiroの病気のこと、私の独断で、全て話す訳にはいかないし、でも全く触れないと、なんだか間が抜けた挨拶になってしまうのでは・・?、と思ったり。
私の周りの同じ病気の子を持つお母さんは、一切を人に言わないで過ごしている方、周りの方にopenにしている方、必要時にその都度話している方、いろいろいらっしゃいます。
どんな風に周囲に伝えていくか、それぞれの考え方、ポリシーだとは思います。最終的には、本人が決めていけばいいことなんだとは思いますが、chiroのようにまだ小さい場合は、親の判断が難しいこともあります。
挨拶で、結構個人的な病気の事や悩み事を話す方もいました。
結局私は、
“入園前に病気になって、それで入園が出来ないのではないかと思ったこともあった。でも、先生方、周りの方の多大なご協力により、楽しく幼稚園生活を送れている。”のようなことを言って、みなさんにお礼を言いました。
本当は、
「多分、お母さんたちの中で、一番私が幼稚園に来ています。この一年で皆、とても成長しました。最初は皆、自分と他人の区別が付かず、混沌としていて、それからそれから、○×△☆★!!!」なんて、思いのたけを言うこともできたんだけど、それは、chiroのプライバシーに関わることなので、やめました。
この思いを、後二年間温めつつ・・・、幼稚園通いを続けるのかしら?
うわっ、卒園の時はどうなるのかなあ・・
感無量ってかんじかな?それとも・・・?
でも、考えてみれば、chiroのポンプは、言ってみれば、眼鏡やマスクと同じ、chiroの生活必需品のひとつに過ぎないのです。
私は、chiroの生活の極一部を補助をしているだけです。
そんな簡単なことをしているだけなのに、毎日のかけがえの無い日々から、様々な感情のうねりが生まれます。
やはり人間ですからね。
でも、時は確実に流れていきます。
chiroも確実に大きくなります。いつか全てを、当たり前のように自分で出来る時が来るのでしょう。
その時が来るまで、母の様々な感情をどう扱えばいいのか、ふと考えます。
それをこうやって、書き留めておくこと。
それがやはり自分の気持ちの整理につながるのではないかと思っています。そしてそれがひょっとして、誰かのお役に立つのなら、また嬉しいです。
解剖学者の養老孟司氏が言っています。
「子育ては、農作物の“手入れ”の感覚に似ている。“手入れ”とは、もともとあったものを認めておいて、それに何か手を加えていくということ。毎日の観察が大事、しかし余計な事はしない。」と。
私も、子供たちの傍らにそっと居て、時に手を差し伸べる。そんなスタンスでいられれば、と思います。(あくまで理想、現実はそう簡単にいかないことも多いですが・・ハハハ。)
そして今日も、幼稚園通いは続きます。
晴れの日も、雨の日も、雪の日も、強風の日も・・・。