チロリン物語～１型糖尿病とともに～

昨日の朝、幼稚園へ送っていた際に、副園長のJ先生と、少しお話をしました。最近のchiroは、お友達とうまく楽しそうに遊んでいること、大人に対しては初めは構えてしまうが、慣れれば大丈夫なこと、お昼を食べないのは、いい意味でわがままが言えているのではないかということ、それをいい方向に持って行きたいこと等を、話してくださいました。そうしたことをふまえて、先日の提案をしてくださったようです。いつもながらに、肌理細やかな対応に感激しました。

そしてお昼・・・。
いつものように、教室の隣部屋に入ると、なんと、chiroの前にJ先生がいらしてました。何かお話をしながら、楽しそうに食べています。結構待ちましたが、なんとなんとおにぎり、トマト、フライドポテトは完食！他にいつもは決して食べないから揚げとベーコンも少し、食べていました！先生は、「途中からペースが上がって、どんどん自分で食べていましたよ。いっぱい褒めてあげてくださいね。」とにこやかにおっしゃってくれました。
う～ん、さすがです！！

そして、今日・・。
カレーの日です。ご飯は大好きな白ご飯（ふりかけなし）なので、食べるかな～どうかな～と思っていたら・・。またまたこっそり、教室をのぞくと、J先生がまたいらしていました。ご飯は完食！そして、副菜のお肉を少し食べたと！びっくりです。「chi～ちゃん、きょうもがんばりましたよ～。」と、J先生も、にこにこ。「嫌いなものは、あわてずゆっくりと思います。」と、さら～っと言われました。
いや、J先生、すごいです。正直、chiroがここまで食べるとは思いませんでした。やっぱり、プロは違いますね～。周りにお友達もたくさんいることが大きいのでしょうが、それにしてもすごい。時々自宅に来て、ご指導していただきたいくらいです。

最近、chiroは、昼食を食べないことに慣れてしまい、帰宅後食事するようになってしまいました。20日と23日は、園で帰る間際にチョコなどの補食を取ったそうです。それで、23日、先生から電話がありました。このままでは、補食（お菓子）を食べたいがためにお昼を取らなくなってしまうのではないかと。まさに、こちらも心配していたことでした。
先生の提案は、
1）お昼食べないで、その後低血糖が疑われる時は、お迎えをお願いすることがあるかもしれない。
2）がんばって食べて、それでもだめなら、次の手段として「温めてみる」ことを考える。
わたしも、1）は、補食を食べる習慣がつくのを避けるには、その方がいいな、と思っていたことでした。2）は、一人だけわがまま言って申し訳ないなあ、と思いましたが、先生の方で考えてくださると、ありがたいおことばでした。
さて、作戦の結果は如何に・・・？こうご期待！！

今日は幼稚園に、おたふくのソース会社の方が来て、お好み焼きを作ってくれる日です。
私は、てっきりお昼ご飯がお好み焼きなのかと思っていました。
それで、１１時に園へ行くと・・・。園庭で、屋台が張られ、そこでおじさんがお好み焼きを作っているではありませんか！
いつものように、教室の隣の小部屋（ここでいつも血糖測定等しています）に入って教室をのぞくと、焼きたてのお好み焼きが、一人一人の子どもたちのテーブルの上に用意され、これからまさにいただきます、をする直前、といった風でした。な～んだ、お昼の前のちょっとしたおやつ（？）だったのね。
沢山食べたら、その場でインスリンを入れようと思ったので、しばらくこっそり覘いていました。
chiroは、先生に「あのね～お母さんね～、今日のご飯は温かくてよかったね、と言ってたよ～。」とニコニコして話しています。そう、お昼ご飯と間違えちゃったから。ハハハ。
しばらく見ていたけど、一口ぐらいは、口にしたように見えました。まあ、家でも食べないんだから、急には無理か・・・。
K先生が気にして来てくれて、この後お昼にしようと思いますが、どうしましょう？とおっしゃってくれました。まあ、ほとんど食べていないようなので、昼食後に来ます、と言って、園を後にしました。それにしても、お好み焼きおいしそうだったなあ～、もったいないなあ、とつくづく思う母です。やっぱりどこかで、スパルタ式にいろいろ食べさせた方がいいのかな？、でも無理だろうなあ～・・と、また堂々巡りです。

しか～し！その後のお昼はほとんど食べず。
12時20分血糖62！何で、食べないのかなあ、こんなに血糖が下がっているのに。
止むを得ず、チョコを食べさせました。本当は、グルコレスキューにしたいのですが、これも本人は拒否です。ご飯食べなければ補食すればいいや、なんて思われると困るので、これが続くとまずいなあ、と思ってはいますが・・・どうすればいいのでしょうね？

インスリンポンプ（CSII）にして、かなりHbA1cは下がったものの、最近、血糖も上がりがち。
　そこで、6月10日より、お父さんのアイデアで、幼稚園帰宅後の食事後から、basalを、0.2→0.4へupしています。
　10日は、朝から、血糖が294で、前夜の270より上昇していました。ん？おかしいな、と思ったのですが、アラームも鳴らないので、そのまま様子見。
　11時の血糖は340。あれ？ちょっと高め。一応、刺し替えの準備をしていったものの、とりあえずbolus0.6、を入れて様子を見ました。
　12時15分に行くと、園庭にビニールシートをひいて、お飯の準備をしているところでした。そういうわけで、いったん出て、再び13時頃訪問。（今日は3回も来たわっ！）
　食べたのは例によって、ポテトとトマトのみ。あ～あ。で、血糖230。あ、インスリン効いてる、と思ったのでそこで0.3入れて、帰宅しました。
　15時帰宅時は血糖96なので、いい感じと思っていました。
　ところが・・・。
　その後ご飯をばんばん食べ、インスリンもそれなりに入れたのに、Hiになっちゃいました。さらにbolus追加しましたが、だめ。chiroは具合悪そうにごろごろしだし、「だるい」と言いながら、泣き出してしまいました。
　18時半刺し替え。やっぱり、刺入部の先端が屈曲していました。刺さっていたおしりの皮膚側はしっかり発赤。ごめんね～。
　実は、同じようなことが、6月7日にもありました。
　
　しかし、何でアラームが鳴らないのでしょうか。
　こうなると、きちんと注入されているかどうかは、血糖を見て推測するしかありません。とても不安な気がします。まあ、ひとつの目安は、前夜より朝が高かったら、疑わしいということでしょうか。

今日は、検診の日。幼稚園を早退して、午後から病院へ向かいます。
HbA1cは、7.7と、予想通り、前回よりも上がりました。
今月のまとめは、
1）4月中旬から、幼稚園でお弁当や給食が始まったが、主食をほとんど食べないことが続く。（本人曰く、冷たいから、と。）それで、低血糖で15時ごろ帰宅し、どかんと食べるので、高血糖になりがち。basalをその都度調整している。（AM0.05、PM0.2～0.3等に。）
2）幼稚園では、先生に言うのが恥ずかしいのか、補食を取らない。

とこんな感じです。
主治医の先生曰く、「お昼ご飯をがんばって食べることですね。」でした。
好き嫌いもかなりあるので、困っている母です。