2009年11月

2009年11月29日

0’9患者会懇談会

昨日、恒例の「患者会懇談会」がありました。

今回はまず、U先生の講義を中心とした勉強会でした。本

テーマは、主に

1.新型インフルエンザ
2.膵臓移植
3.糖尿病発症および進行予防

についてです。

インフルエンザが猛威をふるっている今年。
「1型糖尿病」に罹患する患者も増えているそうです。
なぜなら、「1型」は、ウィルス感染などを契機に発症することが多い疾患だからです。
あららら~、ふむ、でも、納得。落ち込み

では、予防はあるのでしょうか~?

多くのこれまでの免疫療法は、残念ながら一過性~無効であるそうです。
しかし最近、フィンランドで、GADワクチンというものが点滴で投与されているとのこと。
フィンランドは、1型の方が日本の40倍いるそうで、いろいろなスタディが行われているようです。

それから、2型糖尿病の治療薬で、来月発売される、GLP-1という薬。
これは、すい臓のβ細胞を再生すると言われているんだとか。

また、高血糖時に小腸から放出されるインフレチンというホルモン。
これは、インスリンと同じように血糖値を下げます。
インフレチンを分解する酵素をDPP4といいます。
この分解酵素阻害薬(つまり、結果的にインフレチンを増やす薬)が、来月発売されます。
(インフレチンについては、来年1月号の「さかえ」で特集が組まれているみたいです。)

このように、「1型」にも応用できそうな薬が、どんどん開発されているとのこと。
期待が持てそうですね。電球

その他、過去ログにも書いた、「CGMS(持続血糖測定器)」についての話題も出ました。
こちらも、近い将来、実用化が期待されています。


クローバー
勉強会の後は、普段、皆それぞれ疑問に思っていることなどを、聞きあったりしていました。

そうそう、けんちゃんとけんちゃんママ、11月14日の「世界糖尿病デー」の、ナイトクルージングが当たったんだって!!

これは、アボットジャパン(株)さんが、世界糖尿病デー企画として、1型糖尿病患者を無料でヘリコプターに乗せてくれて、夜景を楽しめるという企画。

応募者多数の場合、抽選らしかったから、見事当たったんですね。

すご~い!!クラッカー音量

また、お話を聞かせて下さい!

…さてさて、大人たちが盛り上がっている間、来ていた子供たちは、DS等のゲームに夢中。汗
chiroはお絵かきやしまじろうゲームをしていましたが、最後はちょっと飽きちゃったかな?

ごめんよお~、大人ばっかりでお話ししていてね。アウト

次の患者会は、待ちに待ったクリスマス会ドキドキ小プレゼントびっくり

皆で楽しく過ごそうね笑顔



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2009年11月26日

0'9. 11月検診

昨日、検診へ行ってきました。ダッシュ

先週は新型インフルエンザワクチン接種のため行ったばかりなのに、外来はまた別とのことで、大変です。汗

さて、HbA1cは7%前半。前回より少し上がりました。

朝9時頃の血糖が300台の事が多く、夜0時頃の血糖も高かったためと思われます。

朝は、朝食後のボーラスインスリン量を増やし、夜は22時からの基礎インスリン量を増やして、ここ数日はまずまずです。

現在の基礎インスリン量は、

0時~8時;0.2 U/h
8時~11時;0.35 U/h
11時~19時;0.25 U/h
19時~22時;0.3 U/h
22時~24時;0.4 U/h

です。

それから、張り替えてから3日目のトラブル。
これは結構あるんですよね。
3日目ともなると、やはり剥がれやすくなるし、穿刺部のチューブも曲がりやすいのでしょう。
高血糖が続いて、穿刺部を剥がしてみると、チューブが曲がっていたってことは、割とあります。
ま、汗をかきやすい夏に比べては、トラブルは減ったと思いますけどね。

対策は、高血糖が続いて怪しい時は、即張り替えすることです。

3日目には、張り替えグッズを持ち歩くことも多くなりました。
(過去ログにも登場する、“夏休みの海水浴”の教訓です汗。)

まあ、無駄になっても、「転ばぬ先の杖」ですね。

それにしても、運動会シーズンは、何もせずともあれよあれよという間に血糖が下がりました。走る

普段の幼稚園の活動と、運動会の練習ってそんなに違うかなあ、と思うのですが・・。

やっぱ、運動って大切なんだなあ…。

普段自分が運動不足な母は、しみじみ実感するのでした。ペンギン




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2009年11月20日

学校の図書館で見つけました

お姉ちゃんは小学校で、毎週本を借りてきます。本

実は、母も時々、読ませてもらっています。にっこり

借りて来てくれる本の中で、母もひそかに楽しみにしているものがあります。





主人公の光君は、「自閉症」児。

他者とのコミュニケーションがとりにくい自閉症児の困難な育児を、丁寧に描いています。

下手な専門書を読むより、ずっと理解しやすく、そして何よりも元気が出てきます。

数年前、NTVでドラマ化されていましたが、テレビよりずっと繊細で細やかに、自閉症児の日常が淡々と描かれていると思います。(私は、テレビはほとんど見てなかったけど。)

最新刊(14刊?)では、光君は中学生。これからも楽しみです。

ちなみに、「自閉症」も、「1型糖尿病」と同じように、患者サイドから、病名変更の希望が出ている病名の一つです。



自閉症がらみでもうひとつ。
易しく読める本ではないかもしれませんが、多くの皆さんにお読み頂きたい、お勧め本です。
「自閉症裁判」洋泉社 佐藤幹夫著




2001年に起きた、浅草女子短大生殺人事件。
レッサーパンダ帽男の事件を追った同名ドキュメントの文庫化です。

殺人事件は、なぜ単なる「凶悪な通り魔」による殺人事件として処理されてしまったのか? さまざまな側面から事件を取材し、自閉症の青年が起こした凶悪犯罪の取り調べ、裁判の難しさ、そして当人が罪の重さを自覚することの重要性を訴える問題提起の書です。
4年間の詳細な取材を経て、著者のジャーナリスト魂がひしひしと伝わってきます。

ちなみに、世間では誤解があるかもしれませんが、精神障害者の犯罪率は、決して高くはありません。むしろ健常者よりも低いというデータもあるくらいです。



いろいろな病気、障害があることはわかっていても、その実際の日常というのは、当事者以外には、なかなか分かりにくいものです。
(1型糖尿病がそうであるようにね。チューリップ

それをいろんな形で、少しでも知ることで、お互いに暮らしやすくなればなあ、と思っています。

このブログもそうした意味で、少しでもどなたかのお役に立てていただければなあ、と思います。クローバー



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2009年11月18日

新型インフルエンザワクチン打ってきました

マスメディアが
「基礎疾患がある方への新型インフルエンザワクチン接種が始まりました。」と言ったのは、11/9日のこと。注射

かかりつけの病院はおろか、近所のクリニック数件に電話をかけましたが、どこにもワクチンはありませんでした。

やっぱり、接種日時なんて厚労省が勝手に通知しているだけで、現場の混乱は伝わってないのでしょうね。

だから、当分はchiroも打てないなあ、と諦めていました。

しかし、急遽かかりつけの病院で接種できることになり、昨日打ってきました。

供給ワクチンが足りないので、多分、基礎疾患あり、かつ1~6歳の患者から優先的に、ということだと思います。

地域によっても差はあるようですが、何といっても、政府の対応が遅いです!

今朝のニュースで小学生高学年も前倒しで年内に接種できることが決まったと言っていましたが、それも本当か、と思ってしまいます。ペンギン

流行のピークにはまず間に合わないでしょうね。

すでにかなりの方が感染していますし。

加えて、医療現場の混乱のあり様はどうでしょう。

問い合わせの対応だけで、疲弊していると思います。

もちろん、ワクチンが全てというわけではないですがね。

とにもかくにも、基礎疾患がある方、妊婦さん、幼児等へは、一刻も早くきちんと安心できる対応をしてもらいたいものです。







…それにしても、この混乱。

浦沢直樹氏の「20世紀少年」を思い出してしまうのは、私だけでしょうか。

地球滅亡計画を企てる「ともだち」は、細菌兵器を世界中にばらまきます。

ワクチンを打てば感染を免れ、生き延びることができる。

そのワクチンをめぐってあちこちで奪い合いが起こる。

「ともだち」が率いて連立政権を取った「友民党」。

「友愛」を掲げる「民主党」とどこか似ているなあ???

なんて…。



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2009年11月08日

ついにインフルエンザが到来

先週は、新型インフルエンザによる学級閉鎖のオンパレードでした。

幼稚園では4クラス、小学校では5クラスです。ペンギン

どこも大変だあ、と思っていると…。

ついにチロパパがインフルエンザに感染汗

すぐに、隔離生活に入り大変でしたが、本日からやっとお部屋から出られました。

子どもたち及び私も、家族内感染せずにすみました。力こぶ

とりあえず、よかったね。笑顔

chiroは、その間、幼稚園の方針により園を休みました。

で、母が仕事の時は、祖父母宅へ預けたのですが…。

chiroが「おばあちゃんちへ、泊まりたい!」

と言って、初の一人お泊りしました!!!

いつも夜中0時ころに血糖を測っているのですが、それもばっちり、おじいちゃんがやってくれました。

初のお泊まりということで、母もドキドキでしたが、本人はけろっとして、

「まだ泊まりたかった~!」

と元気に帰って来ました。

みんなのおかげで、またひとつ成長が見えた、小春日和の一日でした。笑い




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